フリーランスWebデザイナーのための営業入門|はじめての営業でも成功する5つのステップ

「営業メールを送るのは緊張する…」
「営業って何から始めればいいの?」
「断られたらどうしようと不安になる…」

フリーランスWebデザイナーにとって、営業は避けて通れない重要なステップです。しかし、はじめての営業は誰でも緊張するものです。この記事では、営業が初めての方でも成功しやすくなる5つのステップをご紹介します。営業に不安を感じている方でも、少しの工夫で自信を持って取り組めるようになります。

営業先はたくさんありますが、今回は問い合わせ先がある企業や個人事業主に対してメールを送る際の5つのステップを紹介します。

目次

営業の目的を明確にしよう

営業を成功させるためには、まず目的を明確にすることが大切です。「営業」と一言で言っても、クライアントに自分を知ってもらいたいのか、具体的な案件の提案をしたいのかによってアプローチが変わります。

営業の目的を設定するメリット

  1. 迷いがなくなる:何のために営業をしているのかが明確になると、営業活動に対する不安が減ります。
  2. ターゲットが絞りやすくなる:自分の目的に合ったクライアントを探しやすくなります。
  3. 効果的なアプローチができる:目的に応じて、メールの文面や提案内容を変えることで、クライアントの心に響きやすくなります。

たとえば、初めての営業では「まず自分を知ってもらうこと」を目的にすると良いでしょう。実績が少ないうちは、まず名前を覚えてもらい、信頼を築くことが重要です。

クライアントの課題をリサーチする

営業で成功するためには、クライアントの課題やニーズを事前にリサーチすることが不可欠です。ただ「デザインをします」と伝えるだけでは、クライアントに響きません。

リサーチの方法

  1. クライアントのWebサイトをチェック:どのようなサービスを提供しているのか、どのようなデザインが使われているのかを確認します。
  2. SNSをチェック:最近の投稿内容から、クライアントがどのような方向性を目指しているのかを把握します。
  3. 競合他社をチェック:競合がどのようなデザインを採用しているのかを知ることで、差別化ポイントを見つけやすくなります。

リサーチをしっかり行うことで、クライアントにとって「このデザイナーは自社のことを理解している」と思ってもらえます。

リサーチをかけたら、シートなどにまとめておくことをお勧めします。いつ誰に送ったかが確認できると、再送する際などに混乱することを防ぐことができます。反応があったクライアントを整理する時にも便利です。

簡潔でわかりやすい営業メールを作成する

営業メールは、クライアントが最初に目にするあなたの印象を決める重要な要素です。初めての営業メールは、簡潔でわかりやすく、クライアントの興味を引く内容にしましょう。

営業メールの構成

  1. 件名:短く、何の提案なのかが分かるように。
  2. 挨拶と自己紹介:簡潔に、あなたがどんなデザイナーなのかを伝えます。
  3. リサーチ結果と提案内容:クライアントの課題に対して、具体的な提案を行います。
  4. 連絡先と締めの挨拶:連絡を取りやすい手段を記載し、丁寧に締めくくります。

営業メールの例文

件名:デザインで貴社の〇〇を無料サポートします

初めまして、フリーランスWebデザイナーの〇〇と申します。貴社のWebサイトを拝見し、〇〇の部分にとても魅力を感じました。

さらに良くするために、〇〇を少し改善させて頂くことで、ユーザー体験が向上し、コンバージョン率の向上が期待できます。

ぜひ一度、具体的なご提案の場をいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

実績がない場合は、最初の依頼方法としては無料のトライアルでもチャンスを掴むことが大切です。実績がない場合はどこの誰かわからない人に依頼するのはクライアント側も考えてしまうので、まずはハードルを下げて無料で小さなバナーなどを案件をいただき、信頼関係を構築していけば、他の案件をいただけることにもことにも繋がっていきます。

断られても落ち込まない!フォローアップを忘れずに

営業で断られることは、決して珍しいことではありません。しかし、そこで落ち込まず、フォローアップの連絡をすることで、別の機会に案件につながる可能性があります。

フォローアップのポイント

  1. お礼の連絡をする:営業メールに対する返信がなくても、お礼のメールを送ることで印象が良くなります。
  2. タイミングを見て再度連絡する:3か月後や6か月後に、再度連絡をすることで、案件につながることがあります。
  3. 新しい情報を提供する:ポートフォリオの更新情報など、新しい情報を提供することで、再度興味を持ってもらいやすくなります。

断られることは落ち込む必要はありません。営業は、継続的なアプローチが大切です。

営業メールは基本は基本は返って来ないことが前提で取り組みましょう。「また返って来ない」と1通送るたびに毎回落ち込んでいたら精神が持ちません。返って来なくて当たり前。という気持ちで種まきの気持ちで取り組んでいきましょう。

営業をルーティン化する

営業は一度やったら終わりではなく、継続的に行うことが大切です。営業をルーティン化し、日常的に営業活動を行うことで、安定的に案件を獲得できるようになります。

営業をルーティン化する方法

  1. 週に1回、営業メールを送る時間を設定する
  2. SNSを活用して定期的に投稿する
  3. ポートフォリオを定期的に更新する

営業は、最初はハードルが高く感じるかもしれませんが、継続することで慣れていきます。少しずつ、自分に合った営業方法を見つけていきましょう。

まとめ|はじめての営業でも成功するために

  • 営業の目的を明確にする
  • クライアントの課題をしっかりリサーチする
  • 簡潔でわかりやすい営業メールを作成する
  • 断られてもフォローアップを忘れない
  • 営業をルーティン化して継続的に行う

営業は、フリーランスWebデザイナーにとって重要なスキルです。はじめは不安を感じるかもしれませんが、一歩ずつ進めていくことで、必ず成果が出てきます。自分に合った営業スタイルを見つけ、クライアントとの信頼関係を築いていきましょう!

営業メールはとにかく量です。量をこなしていくと必ず結果が現れます。その為にも営業メールを送る時間を設けて積極的に取り組みましょう。特に最初の頃の駆け出しデザイナーで時間に余裕がある場合は営業活動を最優先タスクとして取り組むことをお勧めします。

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