「案件が取れない…もっと探さなきゃ」
そんな焦りを感じているママデザイナーの方、ちょっと立ち止まってみませんか?
実は、デザイナーとして**長く安定して仕事を続けるためには『探す』よりも『待つ』という発想がとても大切なんです。
もちろん最初から待っているだけで案件が降ってくるわけではありません。でも、最初の基盤さえしっかり作ってしまえば、「案件を探し続けなくても、自然と仕事が舞い込む」**状態に近づけることができます。
今回は、そんな逆転の発想について詳しくお話ししていきます。
「探す仕事」から「待つ仕事」へのシフトが理想的な理由
多くのママデザイナーが悩むポイントは、「案件探し」に時間を取られすぎること。
子育てをしながら働くとなると、限られた時間を効率よく使うことが何より大切ですよね。でも、常に案件を探している状態だと、本来デザインに集中するべき時間が減ってしまいます。
ここで目指すべきは、案件を探す時間をゼロに近づけること。
どういうことかというと、「待つだけで仕事が舞い込んでくる仕組み」を作るということです。
どうやって「待つだけで案件が来る状態」を作る?
「待つだけで案件が来るなんて、そんなの理想論でしょ?」
そう思うかもしれません。でも、これを実現しているフリーランスデザイナーは少なくありません。ポイントは、最初に信頼関係をしっかり築くことです。
ここでのゴールは、「あなたにお願いしたい」と言ってもらえる状態を作ることです。
具体的なステップとしては次のようになります:
1. 最初の案件は全力で取り組む
最初に依頼された案件は、「これが次の仕事につながる」と意識して全力で取り組むことが大切です。
特に、初期の段階で信頼を築けると、「次回もお願いします」とリピートしてもらえる確率がグッと上がります。
重要なのは、ただデザインを納品するだけでなく、相手の期待を超える成果物を提供すること。
クライアントが**「この人に頼んで良かった!」**と思ってくれれば、次の案件を探す必要がなくなるからです。
2. 口コミと紹介を積極的に狙う
フリーランスのデザイナーにとって、紹介は最大の武器です。
特に、リピート案件や紹介案件は、最初の信頼関係を築くことで自然と増えていきます。
紹介案件のポイントは、**「新しいクライアントに営業しなくても、信頼のある状態からスタートできる」**ことです。
これが、探す仕事から待つ仕事にシフトするためのカギになります。
3. SNSを「営業の場」ではなく「実績の場」にする
SNSを活用しているママデザイナーの方も多いと思いますが、営業活動としてSNSを使う必要はありません。
むしろ、SNSは**「実績の場」「信頼の場」**として活用するのが効果的です。
具体的には:
- 過去のデザイン事例を投稿する
- クライアントからのフィードバックを紹介する
- デザインの過程やこだわりを発信する
これによって、SNSを見た人が自然と「この人にお願いしたい」と思ってくれる状態を作ることができます。
4. 無理に安い仕事を取らない
「案件を取らなきゃ!」と焦って、低単価の仕事を無理に受けてしまうと、かえって時間を浪費してしまいます。
本当に目指すべきは、質の良い案件を『待って』取ることです。
低単価の仕事を追いかけるよりも、高単価の案件を紹介してもらうための努力に時間を使った方が、長い目で見て効率が良いんです。
「待つ」状態を作ると精神的な余裕が生まれる
案件を探し回る生活が続くと、常に不安や焦りがつきまといます。
「次の案件が取れなかったらどうしよう…」という気持ちで、気が休まらないこともありますよね。
でも、「待つだけで仕事が入る」状態が作れると、精神的な余裕が生まれます。
結果的に、デザインの質も上がり、さらに良い案件が舞い込む好循環を生み出せるんです。
まとめると
- 案件は探すのではなく、待つ状態を作ることが目標
- 最初の案件は全力で信頼を築く
- 口コミと紹介を積極的に狙う
- SNSは営業ではなく実績の場として使う
- 無理に安い仕事を取らず、質の良い案件を待つ
案件を探す生活は、**「常に走り続ける状態」です。でも、待つ仕事は、「一度信頼を築けば自然と案件が回ってくる状態」**を作れます。
最初は少し努力が必要かもしれませんが、探さずに待てるようになると、デザイナーとしての働き方が一変しますよ。